介護食士と介護食アドバイザーの違い
介護食士の資格は、3級から1級まで有り、既に介護福祉士やホームヘルパーとして活躍している人が取得しています。介護業界で働いている人が、ステップアップのために取得する資格です。
調理師や栄養士として活躍している食のプロが、キャリアアップのために取得することもあります。
1級や2級は、受験資格が設定されているので、難易度が高くなり、より専門的なことを学べるようになっています。
それに対して介護食アドバイザーは、介護食の初心者向けの資格です。家庭や福祉施設で、介護食がどれほど大切なものか、介護食を作るためには、栄養学の基礎がなぜ重要かなどという基礎的なことを学んでいきます。
高齢者がかかりやすい病気や、それに合わせた介護食の作り方などを学習することも出来ます。主に家庭の中で実践しやすいような内容となっています。
介護食を作るために役立つ食材や、介護中でも負担なく作れる介護食のレシピについて学ぶことが出来ます。
以上を踏まえて考えると、仕事に用いやすいのは介護食士の資格ですが、取得するためには全国調理職業訓練協会の介護食士養成講座を受ける必要があります。
養成講座を修了した後に、講習会修了試験を受けなければなりません。講習期間は6ヶ月間となっており、栄養学だけではなく食物学や調理学について、掘り下げて学んでいきます。
介護食士養成講座が開かれている間は、出席率が8割未満だと、修了試験を受験することが出来ないので、注意して下さい。養成講座が開催されている間は可能な限り講義に出席して、必要な出席率を確保するようにしましょう。
介護食士の資格を取得すると、就職のために専用の採用試験を受けることができます。外食産業や、福祉施設や医療関係の施設で、採用試験が行われてます。
全国調理職業訓練協会認定の施設などで勤務することも可能なので、介護食士の資格を取るメリットは就職の面で考えても大きいと言えます。勤務の経験年数が上がってくると、介護食士の2級や1級を取得する受験資格も満たすことが出来るでしょう。
介護食アドバイザーは、比較的簡単に取得できる資格であるために、介護食アドバイザー一つの資格を取得するだけでは、仕事を見つけるのは簡単ではありません。しかし、それに加えて栄養士や調理師などの資格を持っていると、多くの求人を見つけられるようになっています。
栄養士だけの資格を持っているよりも、介護食アドバイザーの資格を合わせて持っている方が、福祉業界などでは仕事が見つけやすいでしょう。
介護食士と介護食アドバイザーでは、資格取得の難易度が違っています。現場でより専門的な仕事をしたい時には、介護食士の資格がおすすめです。資格の活用法を考えて、どちらにするのか選ぶとよいでしょう。
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