介護食士の受験資格について


介護食士とは厚生労働大臣認可の公益社団法人全国調理職業訓練協会が認定している民間の資格です。高齢者や障害者に向けて提供される介護食についての知識や技能を認める資格です。では、介護食士受験資格がどのようなものなのか見ていきましょう。

介護食士受験資格

まず、介護食士には3級から1級までの3段階の資格があり、それぞれに介護食士受験資格があります

例えば、3級の場合は受験資格が不要となっていますが、18歳以上である必要があります。介護食に関わる仕事をしてきたかなどの経験なども必要がないので、誰もが受けやすいのが3級です。ただ、介護食についての知識や技能を真剣に学んでいきたいという意欲は必要になります。

介護食士2級の受験資格は、公益社団法人全国調理職業訓練協会が指定した認定施設で介護食士3級をすでに取得していなければなりません。

そして、介護食士1級は、公益社団法人全国調理職業訓練協会が指定した認定施設で、すでに介護食士2級を取得していて、尚且つ2年以上にわたって介護食調理に携ってきた人というのが受験資格となっています。そして、介護食士1級は年齢制限があり、25歳以上の人が受験できるようになっています。

介護食士になるには

介護食士になるには、公益社団法人全国調理職業訓練協会が認定した施設で行われる介護食士講習会に出席して、講座を修了する必要があります。そして、試験を受けて合格するなら資格を取得することができます。

講習会は3級であっても72時間という内容の濃い講習となっており、介護に携る人たちが介護食を調理する技術を向上させていくことができるようになっています。

この介護食士の資格はすでに介護に携っているプロたちからも評価されており、介護食に対する知識を深めるために受験する方たちがたくさんいます。特に、ホームヘルパーや栄養士、そして調理師や介護福祉士などが講座を受講しています。

具体的な講習会の内容は、普段の介護食を提供する業務の基礎知識から、応用していける実践的な技術までをきちんと学ぶことができるようになっています。特に、講習会は調理訓練学校や調理師学校でプロの講師たちが行いますので、設備も整っていますし、現場の声を反映した介護食調理を学ぶことができます。

講習会の費用は場所によって異なりますが、一般的には7万円から9万円が受講料となっています。
介護の需要が大きくなる昨今の中において、ますます注目されていく資格となるでしょう。


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